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現実と虚構のはざまに生きる 現代の侍が紡いでいく ウソみたいなホントの物語
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バルクルム砂丘のOP付近。
デュナミス突入ポイントの近くには、港町がある。
ランク5の竜騎士が小さなかばんに「忘れ去られた感触」をとってきた。




それを見たランク10獣使いは、
「すばらしいアイテムだね。どれくらいの時間、狩りをしていたの」と尋ねた。
すると竜騎士は 「延長とってないし、そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
獣使いが 「もっと狩りをしていたら、もっとアイテムが獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、竜騎士は、自分のAFを強化するにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と獣使いが聞くと、

竜騎士は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それからログインする。
インしたらフレンドと遊んで、himechanとシエスタして。
夜になったらLSメンバーとアビセアやって、競売をながめたり、雑談して...
ああ、これでもう一日終わりだね」

すると獣使いはまじめな顔で竜騎士に向かってこう言った。

「HNMLSでリディルを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、デュナミスに行くべきだ。
それであまった「忘れ去られた感触」は売る。貨幣が貯まったらレリックと交換する。
そうすると乱獲効率は上がり、儲けも増える。
その儲けで装備を、ミシック、クラクラと増やしていくんだ。やがて廃装備ができるまでね。
そうしたらバザーでアイテムを売るのはやめだ。
自前のHNMLSを建てて、そのメンバーにアイテムをくばる。
その頃にはきみはこのちっぽけな砂丘を出てジュノに引っ越し、
ヴォイドウォッチ、レギオンへと進出していくだろう。
きみはジュノ庭の大公宮殿からHNMLSの指揮をとるんだ」

竜騎士は尋ねた。 「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「1年半、いやおそらく2年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」 と獣使いはにんまりと笑い、
「今度はだれもがうらやむスーパー廃人になって、
 ヴァナに存在する全てのアイテムを手に入れるのさ」
「それで?」

「そうしたらHNMLSを引退して、海岸近くの小さな町に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、日中はフレンドと遊んだり、
himechanとシエスタして過ごして、夜になったらLSメンバーとアビセアやって、
競売をチェックして、雑談して過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」


元ネタ:
『メキシコ人の漁師とアメリカ人旅行者』 




*このお話の笑いどころは、ふたりともニートだという部分です^^

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